我が家のオカメは血統管理のため足環を装着しています

不要なら切断します。遠慮なくお申し付けください。

 足環は個体識別の為に有効な手段です。繁殖者が
きちんと血統を管理して繁殖している証拠です。 
ブリーダーを名乗るなら繁殖したオカメには足環を
装着しましょう。小鳥用の足環は切れ目のないクローズド
リングとカットされたオープンリングがありますが
ブリーダーはクローズドリングを使いいます。

我家のオカメなら足環の番号が判れば15年前の子でも
誕生日、遺伝情報など調べられます。今いる子との血縁
も解ります。でも販売時に足環を外した個体は調べられ
ないことも有ります。

ただ、手乗り鳥に足環が必要かと言えば必ずしも必要
とは言えません。
気になるなら外します。専用工具を用意してますから
簡単に外せます。足環が不要なら言って下さい。
もちろん無料です。
足環を外すのに5000〜10000円料金を取る悪徳獣医も
居ますから。私は指輪のようでオシャレだと思うの
だけど・・・
 足環を装着し始めた時に取引のあるショップや獣医に
下に掲載したカッターを配りました、好みで外せるようにね。
 ケージに足環が引っかかったとかの記事も時々見ます
がそれはケージメーカーの責任。作りが甘い。ケージも
買ってきたものをただ使うだけでなく点検、補強、補修が
必要な時も有るんですよ。
 
 足環を装着しておくと年齢、遺伝情報、血縁を簡単に
把握出来、近親繁殖の防止や遺伝情報に基づいた
ペア組に役立ちます。足環がないと正確な管理など
出来ません。繁殖には必要なパーツです。
 同好者に成鳥をお譲りする場合でも年齢や遺伝
情報を正しく伝えられます。繁殖を趣味とする者は
足環を着けずに繁殖するのは無責任だと思う。

 通常私が繁殖した鳥にはクローズの足環を装着
します。これはヒナのうちでなければ装着できない
ものなので間違いが起きません。オカメには
内径6mmの足環を使います。

足環装着イラスト

 足環装着のイラストです。
一番短い指を1本残して3本の指をリングに通します。
そのまま足首?を通して4本目を前に引き出せば終了
です。上手く装着できれば良いのですが少し装着時期が
遅れると、「足首が太くて通らない」「4本目の指が出て
こない」の2つの問題が発生します。足首が太くなった
時はオイルを塗って滑りやすくして挑戦します。指輪を
外すのと同じ要領で寄せて、上げてで挑戦して下さい。
でも無理はしないで下さいね。
 4本目の指が通らない時にはイラスト3番目のように
指と足の間に楊枝を差し込み指を引き出します。
 もし不安なら下に書いたようにオープンリングを作り
練習して下さい。オープンなら途中で引っかかっても
広げれば外せます。
オープン足環

  私は外部から導入した鳥で足輪が装着されていない
場合はオープンタイプの足環を装着します。成鳥は
足首が太くなってクローズだと装着できない時が多い
為です。この足環は年度を入れずに外来専用に作って
います。

 オープンタイプとは一箇所カットしてある足環を言い
ます。これを広げて鳥に装着し閉じることで足環を
装着できます。しかし嘴の力の強い鳥種だと自分で
外してしまう事があります。オカメで外された事は
有りませんがラブバードは小さくても嘴の力が強い
ので外すことが有るそうです。

手乗りの鳥だとタオルなどの糸がカットした部分に
絡むことが有るのでオープンタイプはお奨めしません。

たまたまヒナが大きくなってしまいクローズタイプが
装着できなくなった時は上の写真の位置をニッパで
カットしてオープンリングを作ります。足環の信用度は
低下しますが自己管理用なら問題ありません。



 大きいニッパだとリングに入り切らず綺麗にカット
できません。電子工作用の小型のものを用意します。
このニッパは鳥の爪切りにも使えますからしっかりした
メーカーのものを一つ用意しておくと良いでしょう。
安物は精度が悪いからダメ。私はホーザン製を使って
ます。



 カットした場所を中心にラジオペンチ等で広げます。
写真の工具はスナップリングプライヤーの小型の
ものです。均等に開くので綺麗に装着できます。ラジオ
ペンチだとハの字に開いてしまい締めても隙間ができ
ることがあります。オープンリングを装着する時は隙間が
出来ないようにしっかり閉じて下さい。



 あまり広げると閉じた時に綺麗になりません。
足が通る程度に広げます。



 スナップリングプライヤーです。握ると先端が開き
ます。最近使い始めましたが足環が綺麗に開いて、
閉じても隙間が出来づらいのでオススメです。
私はアストロプロダクツSR220を使ってます。
特殊用途の工具なので本来の用途では普通の人は
まず使いません。オープンリング専用の工具になると
思いますが1500円位で買えますから一つ用意しては
いかがでしょう。

足環を1ヶ所カットして外す時にも使えると思います。

 足環の外し方

今まで足環が原因で足が腫れたりの病気はありま
せんが飼い主さんの希望で足環を外すこともあります。

 写真はアルミ足環専用の工具でこれで切断します。
2ヶ所切断すると簡単に外れます。大型のオウムだと
ステンレスや鉄の足環をしている場合もあるようです。
アルミ以外の足環は指輪を切断する工具を使います。
獣医はそちらを使っているようですが時間がかかり
鳥に負担を与えます。アルミの足環ならこんな簡単な
道具で切断できます。でも特殊工具なので簡単には
手に入りません。

足環カッター


プラスチック製リングです。ヒナの識別に使う一時的な
リングでゼンマイ状になっていてインコには外せません。
人が外すなら簡単に外せます。黒、白、赤、緑、黄、灰、
ライトブルー、ダークブルー、オレンジの9色があるらしい。
オカメインコ用プラスチック足環



足環の刻印

 年に一回アメリカからアルミ足環を輸入しています。
11月の中頃以降に募集して入荷は年末です。興味の
有る方はお問い合わせ下さい。年度途中の個別輸入は
送料が高くなるのでお受けしません。

 私の刻印内容はクラブ名、年度、イニシャル、001からの
連番を入れています。価格は25個単位で送料別2800円。
黒、赤、青、紫、緑、黄、オレンジ、シルバーの8色から
選べます。5色を選び5年毎に繰り返すのが良いと思い
ます。

 この足環はアルミに刻印するタイプなので20年経っても
消えません。レーザーで印字した足環が綺麗で情報も
沢山入れられて理想なのですが、文字の耐久性に問題が
有るとの事で刻印タイプを使っています。15年経ったら
消えてしまうのでは困りますからね。

 オカメ以外の足環も輸入できますがサイズはご自分で
お調べ下さい。価格も変わります。

 その他足環カッター、強制給餌用のステンレスニードルも
一緒に輸入できます。


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